
「産業廃棄物最終処分場」
=人間が、より快適に生きる為に、
無思慮に突っ走った残滓の集合体。
イヤな語感だ。
火葬場とか土葬とか、を連想させていたのだが、
最近、この連想に「ゾンビ」が加わった。
「燃せない」から土葬。
埋めてしまえば、そのうち土に還るだろうなんて、
甘い楽天主義は通じない。
様々なヤバイモノがジワジワと染み出してくる。
ゴルフ場開発とか、土砂採取による環境破壊より、
何倍も恐ろしい。
山奥に最終処分場を作りたいんですけど。
えっ、そう、山奥で人家もないのね。それじゃあ、
ま、いいか。
許可を出すのは、国や県の行政だ。
ろくに、現場を見てないから、
問題が起きてから、あわてる。
環境が汚染されて、
最高裁まで行く様な問題になっているのに、
マスコミであまり取り上げない。
これは、直接的被害者が局地的なだけ。
頭の悪い想像力欠如の公僕が、
まるっきり、思慮に欠けた「認可」を出しているのが、
すべての原因じゃあなかろうか。
業者との癒着以前に、馬鹿過ぎる。
水俣訴訟の「小さい版」が、沢山、沢山、
粛々と、確実に、進行しているのだよ。