
房総には、「川廻し」という地形がある。
地形というか、工法というか農法というか、
人為的に自然に手を加えるのだが、
知らなければ、景色の見事さに感嘆し、
その生い立ちまでは想像が及ばない。
蛇行した川を、ショートカットさせ(トンネル等)、
水の流れを変え、干上がった川筋を農地に利用したらしい。
有名なのは、養老渓谷の弘文洞跡。
昔見た時はトンネル状だったが、現在は上部が崩落しているらしい。
この、「跡」がくせものなのに、
その当時、人為的な風景であることに気づかなかった。
今は、有名所は観光地化しているが、
ひっそりと残っている場所もある。
その一つが、林道マニアが暗黙のルールで場所を特定させない、
「てぃ秘境」と呼ばれる場所。
簡単な検索では、でてこない。
ムキになって探したら、
それらしい場所が、やっとみつかり、
滝の緯度経度まで特定できた。
ただ、アプローチのルートは、1/25000の地図をみても、
簡単ではなさそう。
でも、行かねばなるまい。