2008年9月15日月曜日

地下水脈


S川考
鯊釣りで賑わうS川のあたりは、1970年頃までは海だっが、
人間の身勝手に抗う術を持たない海は、
従容として埋め立てられてしまった。

ある妄想が沸いてきた。
水路の成り立ちを想像すると、
海から三本目のI橋が、一つの区切り、
ここより上流から水門までは、七年程早く完成している。
埋め立て初めで、人の生活圏に近いから、まず、防潮堤が一番。
テラスなんて作ってる余裕が無いわけだ。
その後は、まったくの海に、新たな陸地を作るから、
考える余裕もできたろうし、多少の冒険としてテラスくらいは作れた。
そして、今の川が完成して、約30年。
水門以下は何度も、浚渫されているはずだが、
もしかしたら、川底の状態が微妙に違うかもしれない。

また、ヘンな図アリ、詳細不明。

もしこの図の細い線が、(そんな図を残す必然性がないとは思うのだが)
埋め立ての最期まで、地表に残っていた水路だとしたら?
埋め立て後にも、小さな地下水脈のような形で残り、
人間にはわからない複雑な水の出入りがあって、
適応した鞭毛類みたいな原生動物が繁殖する。
そして、その地下水が出入りする川岸あたりに、
それを捕食するプランクトンが集まり、魚も集まる。
この一つが、T橋上流の右岸の人気ポイント。
(テラスの高低は、地盤沈下のせいなんだろな。)
I橋界隈の良いポイントも、
埋めた水路の地下水脈のせいかもしれない。
国土交通省のS.54の空中写真。

水門までは、海の入り江の様なものだと思う。
が、わずか七年の違いだが、I橋の上下が違う環境になっているかもしれない。
地下水脈の不思議を、誰か調べないかなあ。