2010年2月21日日曜日

てれすこ


海辺の漁村の話。
ある年、海に大きな怪魚が現れ、
魚が獲れなく漁にならない。
村人達が、困りはてていると、
一人の若者が、怪魚退治に名乗りをあげた。
そして、見事、この怪魚をしとめた。
この怪魚には、
『蠍足』(さそりあし)、があったという。

時は、今から三百年程昔、17世紀末、
場所は、紀伊半島のどこか。
若者は、後の紀伊国屋文左衛門。
(17~8才の頃。「生類憐れみの令」前後)                      「出典」が思い出せない。

『蠍足』。この言葉が、どうにもわからない。
Google先生もお手上げだ。

まず、思い浮かべるのは、
ホウボウやアンコウ類だが、
沿岸漁業に支障をきたすとは思えない。

紀文が退治した怪魚は、一体なんだったのか?

江戸時代以前、日本各地で
「くぐるくつ」や「ばばくろう」みたいのが、
捕れていたはずなのだが、歴史の表面には、
なかなか出てこない。