2012年10月23日火曜日

バーミキュライト



マハゼ6匹(8-13cm)、ウロハゼを1匹(16cm)、
ひと月ほど、飼育していた。

みな元気だったのに、
一日で、
いきなり、
マハゼ2匹残して、次々に昇天。

皆、亡くなる前には、暴れまくり、
上下関係なく垂直になる。
その後、水底に横たわり、
力なくパクパクとエラを動かし、
やがて、体側の黒い模様が、だんだんと
フェイドアウトし、体全体が、真っ白になる。
エラをふくらましたままで、死後硬直に至る。

前日に、一週間程前に、釣り場で頂いた、
『熊太郎』という「ミミズ」を与えていた。

二匹の13cmの個体が食べるのを確認。
ウロは食べなかったし、小さいハゼも無視していた。

生き残ったのは、「ミミズ」を食べなかった二匹。

基本、一年魚なので、寿命かとも思う。
でも、小さい、明らかに未成熟な個体が死ぬのは、
納得いかない。

怪しいのは、ミミズの入っていた袋の中の、
浅葱色の
「バーミキュライト」。

誰か、水棲生物に対しての毒性試験をやって欲しいのだが、
自分でできるな。

水槽に、ザザザッと、浅葱色のアレを入れれば良い。


無理。

2012年10月9日火曜日

じゃんぐる


密林を

抜けると

海があった。
善き哉。

2012年10月2日火曜日

夜の粗忽者


夜の水路で竿を出す。
今まで、
アタリがあっても、釣ったことがない。
今回で三回目だ。
作戦を練り、竿を、二本にした。

まず、いつもの竿を投げ、
二本目を投げた後、
さて、一本目を上げてみると、
アレ、何か、ひっついてる。
チビハゼくんだ。

おめでたいはずの、初釣果なのだが、
うれしくない。
小さいからではなく、
引っかかっていた事が問題。
これは、釣ったのではなく、
勝手に「釣れた」だけだ。

気合を入れ直し、
水路の端から探りまくっていると、
橋のたもとに、パトカーが止まり、
おまわりさんがやって来た。

「網で掬えないんですかぁ?」
「それじゃあ、釣りにならんでしょう。」
笑って話しかけてくるけど、
下らなすぎる問答に、ウンザリ。
まあ、夜の橋上の釣り人は、
不審者とみられても仕方ない。

もう少し粘ろうと頑張っていると、
アタリはないのに、根掛かりだ。

ままよと竿を煽ると、
フッと
竿のテンションが消失・・・

はるか足下の水面で、ボチャン
と音がする。

根本から、竿が折れた。
初めての経験だ。

もっとソフトに扱わなくちゃなぁ。

夜の粗忽者は、
薄らワライを浮かべて、
トボトボ帰ったわけだ。