2008年11月22日土曜日

ボストン美術館 浮世絵名品展



平日なのに思ったより混んでいた。
生の浮世絵は素晴らしい。
空摺みたいな、紙に凹凸を付ける技法はもちろん、
(これは、生でしか見ることができない。)
錦絵の初期の、刷り師の気迫が生で見られる。
でもだんだんと、色数の増大と共に影がうすくなる。
歌麿くらいで、構図とアイディア勝負となり、
(写楽は、線がズレており残念だった。)
後期の浮世絵は、絵の具の入手が容易になるにつれ、
極彩色の極みだ。

やはり、春信が良い。
赤いエスカレーターに乗り損ねたのが残念だ。