ここ何年も、心の中でモヤモヤしていた事が解決した。
海から3km位の川で、ハゼ釣り中、ヘンなのが釣れた。
10cm位で、普通のダボハゼだと思ったが、妙に黒くてニュルンッとしていた。
糸に絡まったのを外そうとすると、指に激痛。
一瞬、ハリが刺さったと思ったが、魚が噛んだらしい。
血が止まらない。
まさか日本の川に、そんな凶暴で攻撃的な小魚がいるとは、夢にも思わなかった。
周りに人が集まってきた。誰もその正体がわからず。
後で調べたが、トビハゼかカエルウオの仲間だろう、
という事にして、無理矢理納得。
でも、ずっとモヤモヤしていた。
やっとわかったこいつの正体は、イダテンギンポ。
興奮すると黒くなるらしい。
これじゃ、いくら図鑑で調べてもわからんわけだ。
チョロチョロ素早く動くから。韋駄天らしい。
ふざけた名前だ。
イナセギンポなんてのもいる。(タラコくちびるのくせに、どこがイナセなんだろ?)
ウッカリカサゴにしても、奇想天外にしても、日本標準和名ってのは、
わけのわからないところで、けっこういいかげんに決められてるもんだなあ。
まっ、すっきりしたので、良しとしよう。