2011年1月28日金曜日

バリ犬

夜の山道。
道の真ん中で宴を開き、
直前に車が近づくまで、動かない。
どろんとした目付きで、人に媚びない。

短毛で、痩せていてアバラが浮き、
病持ち。
黒、灰、茶・・・
縞。
まるで、バイオハザードのゾンビ犬。

他の存在を無視している。
バリ島の野良犬達。

人々も、かわいがらない。
バリ島の一部では、犬を食べるらしい。

キンタマーニ犬とか有名な種もあるが、
バリ犬達は別物。
不憫に思うのは、彼らには大きなお世話。

日本人の、犬に対する感覚は通用しない。
蜘蛛に近いかな。
あまり、気にならないけど、
いれば、少し気味悪い。

でも、こいつは首輪付き。
クタの海辺の砂浜で、
何故か砂を堀ってまどろんでいた。
物好きなご主人様の想像が尽きない。










近寄るのが、怖かった。